皆様、こんにちは。本日は、タイ古式マッサージについてより深くご理解いただくために、特に重要な技「母指圧」を紹介します。今後、この技紹介はシリーズ化し、様々なタイ古式マッサージの技を順に紹介していきたいと思います。
なぜなら、タイ古式マッサージには200種類以上の技があると言われており、基本的な技から始めて、各技の組み合わせなどもご紹介できたらと考えています。
今回初めにご紹介するのは、「母指圧」です。日本で実施されている多くの施術（タイ古式マッサージだけでなく）には、この「母指圧」という基本技が用いられます。これは親指を用いて圧力を加える技法です。
タイ古式マッサージにおいて「母指圧」は特別重要で、特に強い圧力を必要とする箇所では、2つの親指を重ねて使用することもあります。ただし、親指を立てて圧力を加えると、圧力が一点に集中しすぎて筋肉にダメージを与えてしまうことがあるため、親指は立てずに使用します。
この「母指圧」は、タイ古式マッサージの各部位で活用され、その技術の習熟度はセラピストの上手さを示す指標ともなります。実際、日本のマッサージ師の中には、施術全体の9割以上で「母指圧」を使用する方もいます。その馴染み深さから、「母指圧」は日本人にとって非常に心地よい技の一つとなっています。
しかしながら、「母指圧」の感じはセラピストによって全く違います。自分に最適な「母指圧」を見つけることは、タイ古式マッサージを楽しむ一部とも言えるでしょう。
ぜひ、あなたにとって最適な「母指圧」を見つけてみてください。